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あ な た
貴方は 立っている
そこに
微笑みさえ 浮かべない
氷の 顔を持って
貴方は そこにいる
恐ろしいぐらいの 美しさを持って
貴方の体が 鞭のようにしなう
沈黙の空気を
貴方が破る
私の心は 貴方から離れない
貴方の姿を永久に 追い続けている |
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美神 ー哀しき人ー
美しき人
そう誰もの賛美を
聞き流していくのだろう
その涼しき瞳に見つめられ
何人の女性が 恋を打ち明けたことか
それさえ 耳を傾けようとしない人
冷たい その微笑みの下に
限りない哀しみを見つけたのは
いつのことだろう
幼い頃より追い続けた人なのに
気づかなかった
激しい怒りが愛と気づき
幸福の時はこれからだったのに
貴方は いない
鮮やかな 哀しみだけが残っている
救いようのない 哀しみと一緒に |
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静かなる人
貴方は 言葉では語らない
唯 静かに 愛する人を見つめている
森の木の葉を 揺する
優しい風に似て
心も 体も包み込んでいく
そこに居て 貴方
それだけで 心安らかになれるから |
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雪の中…
雪の中
貴方はたたずむ
戦に生きた武人として
雪の中
一人涙し 微笑む
命賭けて 愛した人のために
夜が明ける
朝日が 山を朱に染める
燃えさかる 心の炎のように
散り行く命の
現し身のように |
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無 題
夢でした 今日という日の来ることが
夢でした もうズット長い間の
いつかは 来ると 信じながらも
不安であり 悔しくもある日々でした
それは 誰しも 同じでしょうね
私だけの 夢でない
だからこそ
今日という日が 大切なのです
貴方という人に 希望を託しているのです
スバラシイ舞台を
貴方を 信じます |
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無 題
夢 ひとつだけ
唯 貴方だけ
今は そう 涙より
祝福の拍手を送ります
大空に 白い鳥が 羽ばたくように
貴方は また 飛び立つから
見つめています
貴方の その姿を |
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